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栄養療法でイチオシ!ボーンブロススープの効果とは?

ボーンブロススープってご存知ですか?

私も、分子栄養学を学び始めてから知ったのですが、栄養療法をされている方の間では、有名なスープらしく、アレルギーやその他、体の不調の改善にはとても効果が期待できる魔法のスープ?らしいのです。

今日は、このボーンブロススープについて書きたいと思います。

ボーンブロススープとは?

ボーンブロスとは、その名のとおり、骨から取った出し汁のことです。

なので、動物の骨付き肉だけでなく、魚などから取るお出しのことも含みます。

骨付きの肉を長時間煮込むことによって、骨髄や軟骨からさまざまな栄養素が溶けだしてくるのです。

どんな栄養素が摂れる?

骨付き肉や野菜をじっくりと煮込むことで、さまざまな栄養素がスープの中に溶けだしてきます。

アミノ酸コラーゲンヒアルロン酸といった成分や、カルシウムマグネシウムなどのミネラル、そして野菜からもビタミンポリフェノールといった栄養素も摂ることが出来ます。

特にアミノ酸については、体にとってとても重要な栄養素ですよね。

体内の器官や、筋肉、神経伝達物質や酵素、ホルモンなども、すべてタンパク質を材料にしています。

だけど、食事から摂るタンパク質が消化されてアミノ酸になるまで、かなりのエネルギーが必要。

胃腸の調子が良くないなど、消化力の弱い方にとっては、それがとても負担になるのですが、このボーンブロススープでは、じっくり煮込むことによって、タンパク質がアミノ酸の形でスープに溶け込んでいるので、消化に負担をかけることなく、とても効率的にタンパク質を摂取出来るというわけです。

ボーンブロススープの効果は?

アミノ酸の中でも、グルタミンという成分は、腸粘膜の修復をしてくれると言われています。

私のような慢性蕁麻疹やアトピーの方などは、小腸粘膜の細胞のつなぎ目がゆるんだ状態になるリーキーガット症候群の人が多いと言われています。

このリーキーガット症候群というのは、小腸の粘膜から血液中に、本来通過してはいけない細菌や有害物質、高分子のタンパク質などが漏れ出てしまうことで、アレルギーなどの症状を起こしてしまう状態のことですが、そんな腸の炎症状態を鎮め、腸粘膜の修復をしてくれるということです。

また、カルシウムなどのミネラルによって、骨を強化し、骨粗鬆症の予防になったり、また、コラーゲンやヒアルロン酸などが摂れることで、美肌効果も期待出来ます。

ボーンブロススープの材料と作り方

まず材料についてはこちら。

材料

骨付き肉

牛、豚、鶏などの骨付き肉を使います。

普通にスーパーで売っているものでいいですが、抗生物質を使っていないなど、出来るだけ育てている飼料にも注意したらいいかなと思います。

体の不調を治すためにボーンブロススープを摂りたいという場合は特に、出来るだけこだわりたいところです。

こちらも、いつも行くスーパーで買ったものですが、抗生物質、抗菌剤無添加の飼料を使用だそうですが、100gあたり98円とお手頃でしたよ。

使うお肉の分量は600~800gくらいがいいようですが、今回はこれより少なめで500gくらい。

野菜

野菜については、好みのものを入れていいと思いますが、玉ねぎ、セロリ、人参を基本として、今回はプラス白菜、じゃがいも、カブ、そして今は寒い時期なので、ショウガとニンニクも一緒に入れてみました。

  • 玉ねぎ … 小さめ2個
  • 人参 … こちらも小さめ2本
  • セロリ … 1本
  • 白菜 … 大きい葉っぱで3枚くらい
  • じゃがいも … 3個
  • カブ … 2個
  • ショウガ・ニンニク … 各1かけ

こんなところでしょうか。

分量はテキトーにしてますが、大きなお鍋にいっぱいになるくらい…かな。

それと、月桂樹の葉っぱも1枚。

作り方

まず、薄切りにしたたまねぎを、オリーブオイルで炒めます。

玉ねぎがしんなりしたら、骨付き肉、野菜の順に鍋に入れてから、水をひたひたになるくらいに入れます。

そして煮込むこと約1時間。

じっくりゆっくり骨から栄養素を引き出したいので、圧力鍋で短時間…ではなく、普通のお鍋でコトコト煮込みます。

味付けは、シンプルに塩のみ。

お好きな自然塩で、お味見しながら味を整えていってくださいね。

1時間煮込んで出来上がった状態がこちら。

写真を撮ろうともたもたしてたら、アツアツの湯気でレンズが曇ったかも…。

お皿に盛りつけまーす。

とてもボリュームのあるスープの完成です。

大きめに切った人参もしっかり柔らかくなってるし、お肉もホロホロ。

ショウガやニンニクも入ってるので、体もあったまります。

ボーンブロススープの活用法

スープだけどボリュームがあるので、立派なおかずの一品にもなりますね。

このままでも、味付けを変えてカレーやスープにしても、もちろんOK。

また、野菜やお肉の具はおかずにして、スープだけを保温ポットなどに入れて、空腹時間にちびちび飲むなど、低血糖予防の補食としても活用出来ます。

2種類のボーンブロススープの作り方が観れる動画のご紹介

ボーンブロススープは、美容と健康意識の高い海外セレブから流行したらしく、今では「ボーンブロススープ」と検索すれば、作り方やアレンジレシピなど、たくさんの情報が手に入れられますね。

まあ、作り方としては骨付き肉と野菜を煮込むだけという、とてもカンタンなスープではありますが、私が分子栄養学の講座を受講しているオーソモレキュラーアカデミーでも、特別講座として、『ボーンブロススープ動画』があるのでご紹介したいと思います。

この動画では、オーソモレキュラーアカデミー認定講師の岩本綾子さんという方が、丁寧な解説と実演で、ボーンブロススープの作り方を伝えていらっしゃいます。

ボーンブロススープの中でも、カンタンに出来るボーンブロスと、少し手をかけた極上ボーンブロスという2種類の作り方をマスター出来ます。

この動画は、オーソモレキュラーアカデミーの会員(受講生)でなくても購入することが出来、購入から1年間何度でも視聴することが出来ます。
※アカデミーの会員(受講生)は割引があります。

よろしかったら、ぜひチェックしてみてください。

岩本綾子先生の「ボーンブロススープ」動画 (オーソモレキュラーアカデミー)