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今度はミト活!?元気になる「だる消しスープ」作ってみた

ミト活とは?

前回のブログの「ゼラ活」に続き、今度は「ミト活」ということで、最近何でもかんでも「〇〇活」にしちゃってる気がしますが、今回ご紹介する「ミト活」は「ミトコンドリア活性化ということらしいです。

体がだるい、重い、すぐに疲れる…

そんな症状の原因がミトコンドリアにあるという、ヒトの細胞の中にあるミトコンドリアに焦点を当てた本がこちら。

体が勝手に元気になる だる消しスープ

実はこの本、私が栄養療法で通っているクリニックの先生から、「この本買って、ここに出てくるスープを作って毎日飲みなさい。」とのお達しがありまして、それで買った本なんです。

分子栄養学の講座でも、「ミトコンドリア」という言葉はよく出てくるので、より具体的にそのはたらきが頭に入って、なかなか面白かったです。

ミトコンドリアとは?そのはたらき

ミトコンドリアって、学校で習いましたよね。

覚えてますか?

ヒトの細胞の中には、ミトコンドリアや核、小胞体などがあり、細胞膜で包まれています。

ミトコンドリアとは、ひと言で言うと、細胞の中にあるエネルギーの生産工場。

食事から摂る栄養と呼吸から取り込む酸素を使って、クエン酸回路電子伝達系と呼ばれる代謝システムによって、ATP(アデノシン三リン酸)というエネルギー源を生み出しているのです。

また、その時発生する活性酸素のうち、余分な分をミトコンドリア内の「SOD」という酵素が、消去してくれるとのこと。

肝臓や心臓、脳、筋肉など、代謝が活発な細胞には、ミトコンドリアの数が多く、血球や皮膚細胞にはほとんどないと言われています。

ちなみに、ひとつの細胞には、ミトコンドリアが数百から数千ほどあるということです。

そして、このミトコンドリア、年齢とともに質や量が低下してくるらしいのです。

すると、当然ながら生み出されるエネルギーの量も減ってしまい、体がだるい、重い、疲れやすいの原因になってしまうんですね。

おまけに、体内の余分な活性酸素を消去してくれる酵素も減ってしまうので、活性酸素による酸化ストレスで、さまざまな病気や不調の原因にもなってしまうとのこと。

それに、副腎疲労に関わる大切なホルモン、コルチゾールもまた、元をただせばミトコンドリアから作られるので、ミトコンドリアが減ってしまうと、コルチゾールもうまく分泌出来なくなります。

コルチゾールなどのストレスホルモンは、体の中の炎症を抑える作用があるので、うまく分泌出来なくなるということはつまり、慢性蕁麻疹などの炎症を抑えることも出来なくなってしまうんです。

なので、ミトコンドリアを活性化するということは、慢性蕁麻疹を治していく上でもとても大切なことなんですね。

副腎疲労についてはこちらで説明していますので、良かったらお読みください。

副腎疲労って何?栄養療法を始める、あるいは分子栄養学を勉強し始めたりすると、『副腎疲労』という言葉がやたら目につくようになります。 これまでの人生で、普...

体が勝手に元気になる『だる消しスープ』とは?

そこで登場するのがだる消しスープ

この本によると、ミトコンドリアの活性化に良いとされる栄養素がこちら。

  • コエンザイムQ10
  • マグネシウム
  • ビタミンB群
  • 亜鉛
  • PQQ(ピロロキノリンキノン)

ビタミンB群やマグネシウム、亜鉛については、栄養素としてよく耳にする、ビタミンやミネラルですね。

コエンザイムQ10も、サプリなどで名前は耳にしたことがあるかもしれませんが、これは体の細胞の中に存在する脂溶性の物質で、補酵素(体内の酵素のはたらきの補助役)としての役割があります。

ミトコンドリアのはたらきにも深く関わっている物質で、体の中で作られる他、食事からも摂れるということです。

PPQというのは、私もこの本で初めて知りましたが、抗酸化物質として、活性酸素を除去してくれるそうです。

いつものスーパーで買える食材で作れる

そして、これらの栄養素がしっかり摂れる、だる消しスープの食材がこちら。

  • サバ缶
  • 大根
  • 舞茸
  • 蒸し大豆
  • 味噌
  • 醤油

ホントに、ごく身近にある材料ばかりで作れるんです。

だけどちょうど今、私はお腹のカビ除菌を始めたばかりなので、クリニックの先生からは、舞茸は入れずに作って下さいとの指示があり、舞茸抜きで作っています。

(きのこ類は、カビの除菌中はなるべく食べない方が良いとのことで。)

ホントは私、舞茸大好き。

舞茸入れると、もっと味や香りがいいだろうな~と思います。

サバ缶も、ちょうど1缶使います。

蒸し大豆はつぶし、大根はおろし、あとは他の材料も合わせて混ぜるだけという、とってもカンタンな作り方。

保存方法と飲むタイミング

出来上がったスープが、ジッパー袋にちょうど2袋分出来るんですが、これを平らにならして、冷凍庫に入れます。

水分が多くて、どろんどろんなんだけど、少しだけ凍らせてシャリシャリし始めた頃(冷凍庫に入れて30分~1時間くらいかな)、一度冷凍庫から取り出し、菜箸で線を付けます。

離乳食作りなんかでやる裏ワザですね。

そして、しっかり凍らせたのがこちら。

カチンカチンになる前に線を付けておくと、パキパキ折れて、1回分が取り出しやすいですよね。

本では1袋に5杯分となってますが、5等分では線が付けにくいので、私は6等分にしています。

なので、出来上がりの1回分は本のレシピよりも少なくなります。

冷凍した状態であれば、長期保存も可能と本に書かれていますが、まあ、他の一般的な食品と同じく、遅くとも2~3週間以内で消費しちゃった方がいいかなと思います。

これをスープカップに入れて、お湯を注ぐだけで、1杯のスープが出来上がり!

熱湯を注いでも、スープが凍っているためすぐに温度が冷めてしまうので、熱いのが良ければ、さらにレンジでチンしても。

味もしっかり魚のだしの効いた、美味しいお味噌汁という感じで、意外と具だくさんに思えます。

あ、サバの臭みはほとんど感じられません。(舞茸がなくても。)

飲むタイミングとしては、食事の時の味噌汁代わりに…というか、これも立派な味噌汁ですが。

あとは、補食として、小腹がすいた時なんかには、ちょうど良く満足出来る量だと思います。

1日1杯、毎日続けることが肝心

とにかく、飲みたい時にサッと作れて、しっかり栄養が摂れる。

栄養療法(分子栄養学)では、細胞から元気になることを重要視しているので、そのエネルギー源となるミトコンドリアを活性化すれば、おのずと疲れやだるさが取れて、体の不調もなくなっていくのでは…と大いに期待出来ると思います。

私は今のところ、この基本のスープばかり飲んでいますが、本には、アレンジレシピもたくさん載っています。

良かったら、この本を参考にぜひ作ってみてください。

美味しいし、材料費もそんなにかからないので、3日坊主な私でも続けていけそうです。

と言うか、頑張って続けていきます!