栄養療法について

血糖値を24時間チェック出来るリブレセンサー

栄養療法が始まり、医療用サプリメント服用の指示とともに、毎日24時間、血糖値を測るように言われました。

糖尿病でもないのに、血糖値を24時間計るなんて…と最初は思いつつ、初めて目にした、リブレセンサーという謎の装置。

この記事は、そのリブレセンサーについて書いたものです。

慢性蕁麻疹なのに血糖値を測る?

慢性蕁麻疹を治すために、栄養療法のクリニックに来たのに、これから毎日血糖値を測るようにと指示されるなんて、正直思ってもいませんでした。

しかし、慢性蕁麻疹を治すために、まず治療の土台となるのが、

副腎疲労を治す = 血糖値を安定させる

ということらしいのです。

詳しくはこちらの記事で。

副腎疲労って何?栄養療法を始める、あるいは分子栄養学を勉強し始めたりすると、『副腎疲労』という言葉がやたら目につくようになります。 これまでの人生で、普...

血糖値を計るための装置を身に着けて、24時間測定するって、どんなんだろう?
なんだかめんどくさそう…とちょっと不安。

そして、クリニックでの診察のあと、会計時に渡された2か月分のリブレセンサー。

自宅で24時間血糖値をチェック出来る装置とは?

リブレセンサーは、こんな装置です。

商品名は、『FreeStyleリブレ』というらしい。

1箱にこういうふたつの物体が入ってます。

説明書によると、このふたつを合体させてから、腕に装着するようです。

中にバネが入っていて、腕に強く押し当てると、ガチャン!と音がして、直径3センチくらいの円盤のような装置が、腕にくっつきます。

この時、中心にある針が腕に刺さり、これを装着している間血糖値が測られるしくみです。

(※実際に測定するのは、「血糖値 = 血液中のグルコース濃度」ではなく、皮膚の下にある細胞と細胞の間にある間質液中の「グルコース濃度」とのことです。)

なので、以下「グルコース値」と表示しますね。

これは、2週間経って役目を終え、腕からはがしたセンサーなのですが、真ん中に針がありますよね。

これが、センサーを貼り付けている間、腕に刺さっているようです。

この針をちょいちょいと触ってみると、結構柔らかくて、しなるんです。

なので、腕に装着するときには、バネを使って勢いよく腕に貼り付る必要があるんですね。

それにしても、このガチャン!の瞬間が何度やっても慣れない。(汗)
ビクッ!ってなって、一瞬体が浮くほどびっくりするんです。

でも、音にびっくりするだけで、針が刺さるときの痛みはないです。

センサーを装着すると、こんな感じ。

直径は約3センチ。厚みは5ミリくらいでしょうか。

二の腕の上の方に着けるので、夏の間半袖着てると、前からはわかりませんが後ろの人からは、ちょっと目立つかも。

リブレのことを知らない人には、「あの人、腕に何くっつけてるんだろう?」って思われそうです。

今は、季節が変わり、長袖の服になったので、人に知られることなく過ごせます。

リブレセンサーの使い方

さて、リブレセンサーを腕に貼り付けたあとは、どうするのか?

これだけではまったく何も起こりませんが、あらかじめスマホに「FreeStyleリブレ」のアプリを入れておいて、グルコース値を測りたいときに、スマホを腕に着いてるセンサーにかざすだけです。
(服の上からでもOK。)

そしたら、「ピポッ」って音が鳴り、スマホの画面を見るとグルコース値が測定されて、数値が表示されます。

いつ測ったらいいのかは、1日何回でも気になったときに、測ればいいみたいです。

少なくとも8時間に1回の測定で、連続的なデータが得られるとのことです。

連続的なデータとは、つまりグルコース値の変化がグラフになって表示されるということです。

これ、私のグルコース値ですが、こんな風に1日の値の変化が表示されます。

ちなみに、朝6時頃、線が赤く表示されて、ちょっと下がり過ぎって教えてくれてます。

血糖値は、普通70~150くらいの幅に収まるのが良いとされていますが、このリブレセンサーでは、70~180くらいに薄い色の帯があって、そこを超えたりすると、赤い折れ線グラフになって、上がり過ぎ下がり過ぎがわかるようになっています。

ちなみに、このデータ、クリニックからセンサーの装着を指示された場合は、アプリの設定で医療機関との連携が出来るようにもなっています。

つまり、私のデータがそのままクリニックの先生も把握出来るようになっているんです。

ちなみに、最初のうちは、私のグルコース値、かなりの乱高下だったのですが、しばらくして、少しずつ緩やかなグラフになってきました。↓

2021年8月23日
2021年9月11日
2021年10月3日
2021年10月4日

左から1枚め2枚めは、乱高下が激しい。
でも、3枚めと4枚めになると、だいぶ上がり下がりが小さくなってますね。

リブレセンサーの価格は?どこで買える?

リブレセンサーは、私は自分が通う栄養療法のクリニックで買いました。

と言うか、帰りの会計時に渡されましたので、他で買うという選択肢はなかったのですが、家に帰って調べてみたら、Amazonでも売ってたんですね、これ。

まあ、それを知ってたとして、「帰ってAmazonで買いますからいいです。」なんてなかなか言えませんけどね。

値段はと言うと、私はクリニックで買って、1個(2週間分)6600円で、次回診察までの約2か月分4個を買わされましたが、Amazonでも、単価はだいたい同じくらいですね。

なので、クリニックに通っていない人でも、自分でチェックしてみたいなと思ったら、別に処方箋なども必要なく買えるわけです。

1個売りもありますが、2個セットや3個セットの方が割安になってますので、よろしかったら、ネットショップでチェックしてみて下さい。

リブレセンサーのシールが剥がれたり不具合はない?

リブレセンサーの装置にはシールが付いていて、それが腕にくっついてるわけですが、そのシールは、かなり粘着力が強いです。

付けたままお風呂に入るのももちろんOK。剥がれたりしません。

2週間、ちゃんと剥がれずに腕にピッタリくっついています。

ただし私の場合、残り3日を残しシールが剥がれかけてきたことがあります。

その場合どうしたらいいか、お客様相談室に電話して聞いてみたら、剥がす前に一度測定してから、新しいセンサーを別の腕に着けて下さいとのことでした。

新しく装着したら、スマホの画面の指示に従い、「新しい装置を装着」というところで「はい」を押せば続けてデータが記録されます。

また、それとは別に、 突然センサーが反応しなくなったことも一度だけありました。

何も食事など特に変えていないのに、低血糖状態の赤いグラフの線が出っぱなしで、私の体がおかしくなったのかと不安になっていたところ、半日くらい経ってエラーに。

このときもお客様相談室に電話したら、いろいろと状況などを聞かれ、「申し訳ございません。すぐに新しいものをお送りします。」と言われ、1箱がポンと家に届いたこともありました。

親切な対応でした。

リブレセンサーを装着し始めて、今3か月め。

この間、シール剥がれと不具合が1回ずつあったということですね。

あと、シールはかなり強力な粘着ですが、装着している間や剥がした後、かぶれたり痒みなどは一度もなかったです。

私の場合、普通の絆創膏や注射のときの四角い絆創膏なども、長時間貼っていてその後剥がすと、赤くなって痒みが出ることが時々あるのですが、リブレセンサーのシールは全然大丈夫でした。

以上、リブレセンサーについて、お知りになりたい方のご参考になればと思い、書いてみました。