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昭和40年生まれ、このブログを始めた2021年10月時点で56歳の主婦、くにこと申します。
ここでは、私のこれまでの慢性蕁麻疹の経過について、お話させていただきたいと思います。
慢性蕁麻疹の発症は40代
生まれてこのかた、自身がアレルギーであるとは、つゆほども思わず過ごしてきましたが、40代後半のある日、突然蚊に刺されたようなぷくっとしたふくらみが、腕やお腹に何か所か出現しました。
これが、慢性蕁麻疹のはじまりでした。
腕はわかるけど、蚊に刺されるなら、なんで洋服着てるのに、お腹に刺されるの?
それも、数か所いっぺんに刺されるなんて、もしかしてダニ?
しかし、それからあちこちに、蚊に刺されたようなぷくっとしたのが広がり始め、しかも毎日、特に夕方以降になると多く出るようになり、もしかしてこれって蕁麻疹?と思うように。
小さい頃や、大人になってからも、ごくまれに全身にぶぁーっと広く蕁麻疹が出ることはありました。
いわゆる急性蕁麻疹と言われるもので、翌日には引いてましたが、今回のは違います。
控えめに数か所だけ、だけど、毎日のように出るのって、自分ではまだこの時点で、はっきりと蕁麻疹だという判断がつきませんでした。
そして、ようやく皮膚科に行き、おそらく慢性蕁麻疹だろうと診断され、やっぱりそうか…と、とりあえず納得し、飲み薬をもらいました。
これ以後、約7年間、慢性蕁麻疹での皮膚科通いが続くことになります。

しかし、処方された抗アレルギー剤の服用を長年続けてはいるものの、なかなか良くならず、何が原因なのかもわからないまま、症状に悩まされる日々が続きました。
いつまでも続く症状に、普通に病院の薬を飲んでいても治らない、根本的に体質改善をしよう!と最初にたどり着いたのが、植物性だけの食事やファスティングを治療のメインとするクリニックでした。
しかし、数か月経っても蕁麻疹は良くならず、体重だけがどんどん減り、すっかり痩せこけてしまう始末。
何かがおかしい!と栄養療法を行うクリニックへ
同じ頃、腸内環境に関する本を何冊も読み、リーキーガットやSIBOなど、それまで聞いたことはあってもなんとなくスルーしていたワードに立ち止まり、おそらく慢性蕁麻疹の原因は、自分の腸内環境が悪いせいだと認識するようになりました。
また、良かれと思って実践した、植物性だけの食事やファスティングについても、体の中からスッキリと悪いモノがデトックスされ、胃腸の機能も高まって…と期待していたのに、なんだか鏡を見ると、ゲッソリと胸の肉は削げ落ち、貧相な胸に。
もともと細身だったのに、体重も7㎏くらい減ってしまって。
肩も骨ばってギスギス感ハンパない!
なのに、蕁麻疹はあいかわらず毎日出ていて。
これってなんかおかしい!
植物性だけの食事やファスティングも、このまま続けていいんだろうか?
という疑問がわいてきたのです。
そこで!
自分の体が、今どんな状態にあるのかをきちんと調べようと思い、栄養療法を行うクリニックへと、しれっと病院替え。
栄養療法を行うクリニックなら、血液検査や重金属検査、便検査など、自分の体の状態を詳しく知るための検査を行ってくれるということが、いろいろ調べるうちわかってきたのです。
いくつか候補となるクリニックを絞り、通いやすさや、病院の口コミサイトやGoogleでの評価も見たりして、とあるクリニックに行ってみよう!と決めました。
事前に相談メールを送ると、返信が早く、適切なアドバイスをいただけたことも決め手でした。
そして、ドキドキの初診日。
事前のメール相談で、だいたいのこれまでの症状は伝えていましたが、ここでもしっかりと、私の話を聞いてくれました。
そして、先生が必要だと判断した検査をいくつか受け、その結果を待っている間(約4週間かかった)、自分でもしっかり、栄養療法について理解出来るように勉強しよう!と考えるようになりました。
栄養療法について学べる講座をいろいろ調べ、いくつかあったのですが、結局、オーソモレキュラーアカデミーというところで、分子栄養学の講座を受講することに決め、今、学んでいる最中です。
子どもの頃からの食習慣の怖さ
慢性的な病気や症状を、根本的に体質から治そうとすると、数か月、あるいは年単位でじっくりと取り組む必要があります。
このブログを立ち上げた時点では、栄養療法を始めて3か月めになります。
なので私の慢性蕁麻疹も、まだ完治したわけではないですが、それでも、栄養療法を始める前と比べると、明らかに症状は軽くなっているんです。
思ったより早く効果が出始めたことに、自分でも驚いているほどです。
そして、体重も少しずつ戻ってきています。(マイナス7kgからプラス3kg)
栄養療法を行う基盤となる分子栄養学は、これまでの栄養学とは違い、ひとりひとりにとって必要な栄養素が違うという、個体差を重要視した栄養学です。
そして、対症療法ではなく、人の体の中に37兆個あると言われる細胞から良くしていこうという考え方なのです。
食べたものが体を作る
と言われます。
そう言われて振り返ってみれば、私が慢性蕁麻疹を発症した原因は、今となってみれば、まさに明らかです。
小さい頃から甘いお菓子が大好きで、朝はトーストにマーガリンとジャム、プラス牛乳だけだったり、大人になってからも、甘いモノはやめられず、加工品もよく食卓にのぼっていて…。
その積み重ね、食習慣が知らず知らずのうちに、腸内環境を悪くしていったのだと思います。

栄養療法をはじめたことは、自身のこれまでの食生活を見直すことにもつながったと同時に、子どもの頃からの食習慣がどんなに大切なことか、身に染みて知ることとなりました。
将来は栄養アドバイザーの仕事を再び…。
実は以前、ちょうど10年間赤ちゃん相談の栄養士の仕事をしていた経験があります。
この経験を生かし、いずれは再び赤ちゃん相談の栄養士として、今度は分子栄養学という、よりブラッシュアップした知識をもって、ひとりひとりに合わせた栄養アドバイスが出来るようになりたいと考えています。
とにかくまずは、自分自身の慢性蕁麻疹をしっかり治すこと!
このブログのタイトルである『慢性じんましん克服宣言!』も、今は「克服するぞ!」宣言なのですが、きちんと「克服しました!」宣言となるよう、がんばって治していきたいと思っています。
分子栄養学を学びながら、自身も栄養療法によって、体の細胞から健康になっていく経過を、このブログで綴っていきたいと思います。
どうぞよろしくお願い致します。
