口の中に、銀歯はありませんでしょうか?
私は正直、口の中銀歯だらけです。
一見、慢性蕁麻疹と銀歯って、どんな関係があるんだ?と思われると思いますが、実は慢性蕁麻疹の原因のひとつが、この銀歯かもしれないというお話です。
あなたの歯にもアマルガム入ってない?
アマルガムという言葉、初めて聞く方も多いかもしれません。
しかし、特に昭和生まれの方は、口の中にアマルガムが入ってる(入ってた)可能性があるのだそうです。
歯の治療なんて一度もしたことがないという方は別として、ほとんどの方が虫歯の治療で歯に詰め物をしたことがあるのではないでしょうか。
アマルガムとは?
アマルガムとは正式名称が「歯科用水銀アマルガム」といいます。
虫歯治療や歯の土台に使用され、充填される歯科材料です。
50%の水銀と銀(35%)、スズ(9%)、銅(6%)、少々の亜鉛などの粉を混ぜ合わせ、練って作られた合金です。
この水銀アマルガムは100年以上も世界中の歯科医院で使用され、日本でも国が認めて70年程、何の疑いも無く使われてきました。
現在、欧米の一部では使用が禁止されていますが、日本ではまだ使用している歯科医院もあるといわれています。
ということで、アマルガムは本来体の中には入っていてはいけない、重金属で出来た歯の詰め物なんですね。
私も立派な昭和生まれ。
しかも、甘いもの好きだった私は、子どもの頃から歯医者通いしてた記憶が…。
きっと、私の口の中にもアマルガムが存在していて、それがもしかしたら、慢性蕁麻疹の原因になっているのかもしれないと、アマルガムのことを初めて知ったときにそう思っていました。
歯にアマルガムがあるかどうかの見分け方
自分の銀歯(歯の詰め物)がアマルガムかどうか、見分け方はあるのか?
上↑で引用したリンク先にも書かれていますが、アマルガムの詰め物は、キラッキラの輝くような銀色でなく、黒っぽくて光沢がない色のようです。
私の場合、ニッと口を横に広げた時に見える範囲以外、つまり奥歯のほとんどが銀歯になってます。
歯の上部分をかぶせてあるような、キラッキラに輝く銀歯もありますが、中に黒っぽい色の歯の詰め物の箇所が3か所あるんですよね。
怪しいな~、これ。
と思っていたのですが、しばらくは放置。
でも、3回目の栄養療法のクリニックの診察で言われてしまいました。
「あれ、まだアマルガムがあるか、診てもらってなかったの? 紹介状書きましょうか?」
「あ、はい…。」
そう、アマルガムがあるかどうか見分けるには、やはり素人判断ではなく、専門の歯科医院に行って診てもらうのが一番。
私も、アマルガムが口の中にあるかどうか、一度専門の歯科医院で診てもらうよう、最初の段階で言われていたのですが、実は、春に突発性難聴になって以来、真上を向いて寝ると強いめまいが起こるという厄介な症状を発症していて、歯医者さんで歯を診てもらうというのを躊躇していたんです。
どこの歯科医院に行ったらいいのかもまだよく調べてなかったのもあり、「どこか歯科医院を紹介してください。」とお願いして、アマルガム除去専門の歯科医院の紹介状を書いてもらい、意を決して行くことにしました。

そして10月上旬に予約が取れ、ようやく歯科医院に行ってきました。
そしたら、やっぱり予想通り、アマルガム氏が口の中に鎮座!
その歯科医院では、歯に棒のようなものを当てて、水銀が存在するかわかる機械があるのですが、それで案の定、私が予想した例の3か所にしっかり反応しました。

赤い矢印の箇所がそうです。左側の下の歯、一番奥とその手前。
その日、その歯の検査をするだけなのに、やっぱり私は強いめまいを発症。
座る椅子もかなり体を起こしてもらい、真上を向くとツライので、少し横向きにはしてもらっていたのですが。
アマルガムの存在は確認、だけどそんな状態なので、アマルガム除去の処置は、もう少しめまいが落ち着いてからにしてもらうようお願いして、その日は、診察だけで終了しました。
11月に入り、少しだけどめまいが治まってきた…というより、今度は耳鼻科通いとめまいのリハビリ体操を頑張ったおかげで、強いめまいにだいぶ慣れてきたので、いよいよアマルガム除去の予約を取りました。
3か所の歯をいっぺんに除去するのではなく、2回に分けるとのことで、まず1回めの除去が、11月24日になりました。
また、これについては、後日経過を書きたいと思います。
アマルガムの体への影響
アマルガムは、少しずつ溶け出して、口腔粘膜や消化管などから体内に吸収されてしまうようです。
そして、以下のような症状を引き起こしてしまうとのことです。
頭痛、強い疲労感、腹痛、胃腸障害、拒食、過食、しびれ、麻痺、筋力低下、痙攣発作、うつ、精神症状悪化、視力・聴力・味覚低下、皮膚症状、原因不明の関節・筋肉の痛み、記憶力低下、言語障害
https://ha-shiritai.com/amalgam/
確かに、「皮膚症状」という項目がありますね。
私が、栄養療法のクリニックで最初に行ったミネラル&重金属検査でも、水銀や銀、ニッケルが高い数値になっていました。(※ニッケルも、アクセサリーパーツなどに使われる他、歯科用アマルガムの材料になることがあるようです。)
なので、これらの重金属に曝露(ばくろ)されているのは確かなようですし、慢性蕁麻疹が長年続いているのも、口の中のアマルガムが原因のひとつと言えるのではないかと思っています。
慢性蕁麻疹に限らず、上記にあるような、原因不明の不調やアレルギー症状などが長く続いているという方は、もしかしたら、口の中のアマルガムが影響している可能性もあるかもしれません。
なので、一度専門の歯科医院で診てもらうということも考えてみられてはと思います。
アマルガムの除去方法
アマルガムの除去は、普通の歯医者さんでは出来ません。
「アマルガム除去」などの検索ワードで調べると、専門の歯科医院が見つかると思いますが、ただし、これも自由診療の(保険が利かない)ところが多いと思います。
私が栄養療法のクリニックで紹介されたところも自由診療なのですが、アマルガムを除去する際に、かえって水銀を吸い込んでしまうこともあるので、ここは妥協せず、きちんと技術のある歯科医院を選ばれた方が良いかと思います。
アマルガム除去は、患者はもちろん、治療を行う歯科医師の先生も、水銀に曝露されてしまう危険性があるので、普通の歯の治療とは、およそかけ離れた状況でのぞみます。
と言うのも、患者は、使い捨てのカバーで全身を覆い、目もマスクで覆い、治療する歯の部分だけが見える状態。
治療する先生も、使い捨ての白衣に、マスクをつけ、ゴーグル?ガスマスク?のようないでたち。
とにかく、お互いに水銀を吸い込まないよう、厳重な配慮がされるようで、先月診察した際に説明を受けましたし、サインした同意書にもそのようなことが書かれてました。
それを読んで、なんだか怖くなる私。
もし途中で強いめまいが起こって、「ぎゃーっ、先生ちょっと待ったー!!」なんて、途中で言えないよな~。
そもそも口があんぐり開いたまんまだし…。足でジタバタ訴える?
などと、最悪な状況を想像したくなるところですが、「大丈夫!大丈夫!」と言い聞かせるしかないかと。
アマルガムを除去すれば慢性蕁麻疹が治るかも?
慢性蕁麻疹を治すために、今栄養療法に取り組んでいますが、せっかく毎日の食事に気を遣い、医療用サプリメントを摂っていても、重金属の蓄積が栄養療法の効果を妨げるということがあるようです。
なので、アマルガムを除去することにより、慢性蕁麻疹も完治するのではないかと、期待を寄せています。
ま、アマルガム除去だけでなく、腸内環境を整える、副腎疲労を治して自律神経のバランスを整える、消化吸収能力を高めるなど、それらが全部うまくいくようになって、初めて完治というところにたどり着くのだと思いますが。
とにかく、慢性蕁麻疹完治へのステップを一段上がるためにも、来週、アマルガム除去に行ってきます。
また報告致します。